テナガはカッコイイ

子供の頃にテナガを見た印象が「カッコイイ」でした。

テナガは淡水エビの中でも、かなり独特な格好をしていますよね。
淡水エビといっても、比較するのは多摩川などではスジエビくらいなんですけれど、大型は独特の迫力もありますし、異様な雰囲気すらあります。

この「テナガはカッコイイ」というのは、子供心をくすぐるというヤツで、カブトムシやクワガタ、ザリガニやカマキリなどと同じ、カッコイイです。
淡水のエビというと、なんとな～くですが、小さくて釣るというイメージはなく、捕る、です。子供の場合はザリガニを釣るということもありますが、それはハリを使いませんからね。

実際、釣り場で子供が寄ってきてクーラーボックスを覗いてスジエビばかり入っていても、それほど興味は沸かないと思うんです。
しかしテナガとなると話は別。
あの異様に長い腕に圧倒され「何コレー！」となります。そして実際に釣り上げる場面を見てしまったら大変（笑）「捕る」ではなく「釣る」からこそ、テナガの魅力があるのです。

本当にエビなんて釣れるの？という不信感から、竿に伝わるビビビ！という独特な感触、そして本当に釣れた！という興奮が本当に面白いです。そして見た目がクール（笑）
数を競うのも面白いですし、大きさを競うのも面白いです。

都会でもカブトムシはいますが、捕るのはそれほど容易ではありません。
でもテナガなら近所の川で簡単に釣れちゃいます。こんな楽しい遊びを知らないなんてモッタイナイので、少しでも多くの方、前回の日記でも書いていますが、特に子供たちに知ってもらいたいです。