昨年から始めたテナガ釣り。
きっかけは
敬愛するバスプロのコラムに掲載されていた記事でした。ココロのどこかで気になっていたテナガ釣り。それが身近な場所で釣れると知り、多摩川へ通うことになりました。
「・・・・・これは面白い!」
あっという間にのめり込み、気が付けば専門サイトまで開設していました。
多摩川というと今でも『死の川』というイメージを持つ方も多いのが現実です。
確かにきれいになった、魚が戻ってきたとはいえ、都会を流れる河です。河口へ近づけば近づくほど汚れが目立ち、悪意の塊りがあちらこちらへ捨てられています。
何度も通い目の当たりにした光景はひどいものでした。
読み終わった新聞をわざわざ河へ捨てる人。
釣りをしながら吸っているタバコを目の前に捨てる人。
河川敷を我が物顔で使っているホームレス・・・・。
釣り場のゴミ問題は、どうしても釣り人に問題があると責任転嫁されますが、実際には釣り以外で訪れる人が圧倒的に多いので、釣り人が出すゴミというのは少ないはずです。
しかしゴミが特異です。釣り糸、針、餌の箱など、普通の生活からは出ないゴミなので目立ちます。実際には多い少ない、目立つ目立たないは問題ではなく、捨てることが問題なので、同じ釣り人として恥ずかしいのですが、そういった光景を自分の目で見たことにより、そういった問題にも興味が出たのが収穫でもありました。自分にできることはコンビニ袋1つでもゴミを集めるくらいのことですが・・・。
脱線したので戻します。
釣りをしていなければ通うことのなかった多摩川ですが、これほど生命感に満ちているのかと驚かされました。
魚種にもよりますが、魚影が意外と濃いことや、生息している生物の多さにも驚きました。
そして半信半疑で釣り始めたテナガでしたが、初回から爆釣で、それはもう興奮モノでした。今でも最初の感動は肌で覚えています。
通い続けることで分かったナマの多摩川。
随分と人工的な雰囲気が漂う場所もありますが、それでも釣りをしているときは非日常を楽しめました。そして多くのことを学びました。
ありがとう多摩川。
・・・・な〜んて書いておいて、別に多摩川通いが一生終わるわけではないんですけどね、遠くなるだけです。新しい場所で釣れないと、慣れた場所で爆釣した感覚の再現を求めちゃいますから、きっとリハビリ!とかいって多摩川へ釣行するでしょう(笑)